原生林から流れ落ちる神々しい那智の滝

那智の滝は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある落差133mの滝です。熊野那智大社の別宮・飛瀧神社のご神体として古くから人々の信仰を集めてきた那智の滝は、「一の滝」とも呼ばれ日本三大名瀑の一つに数えられています。

那智山の奥山、大雲取山から流れ出る本流にいくつもの流れが重なり合い、ついには原生林を切り裂くように落下しているのがこの「那智の滝」です。水柱は落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mの名瀑です。

銚子口の岩盤に3つの切れ目があって、三筋に分かれて落下し始めるところから、「三筋の滝」ともよばれています。

熊野那智大社の別宮・飛瀧神社から間近に滝を見上げることができるほか、那智山青岸渡寺（せいがんとじ）の境内からの遠望も見事です。

那智の滝は、古くから信仰の対象として人々に崇められてきました。熊野那智大社の別宮である飛瀧神社のご神体とされています。飛瀧神社は、那智大社の別宮の中でも最も重要とされる神社で、縁結びや厄除けの神様として信仰されています。

自然の美しさだけでなく、神秘的な雰囲気も魅力です。那智の滝周辺には、那智大社や青楠巨樹など、多くの見どころがあります。

【所在地】
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山

【アクセス】
電車：JR紀伊勝浦駅からバスで約30分
車：東名阪自動車道紀伊長島ICから国道42号線を南下し、約1時間30分

【駐車場】あり（1台500円～※不定休）

【参拝時間】
お滝拝所：8時～16時30分 ※入場16時まで

【料金】参拝無料、お滝拝所：大人300円、小・中学生200円